代表メッセージ私たちのサステナビリティビジョン

株式会社安岐水産 代表取締役社長安岐 麗子

私は、瀬戸内海に浮かぶ香川県の豊島（てしま）で生まれました。
祖父は豊島の漁師、父は私が3歳の時に島を出て瀬戸内の魚を使った水産加工業を始めました。外国の水産資源を求めて挑戦していく父の存在は、後に私を起業、そして海外でのビジネスへと向かわせました。

1994年キングフーズ創業、インドネシアジャカルタにある日本人向けスーパーマーケットへの食品輸出を経て、2019年父の創業した安岐水産を継ぐことになりました。

代々、海のそばで暮してきた私たちは、みんな海に携わる仕事をしてきましたが、近年、海やお魚を取り巻く環境はどんどん厳しくなってきています。海洋汚染、漁獲高の減少、漁師さんの高齢化、海外での調達力の低下など、さまざまな問題に直面しているのです。また食の欧米化も重なって、お魚を食べる人は年々減少しています。

しかし、お魚を食べることは、先人たちが古くから培ってきた日本の大切な文化です。私たちには「世界に誇る日本の魚食文化を次世代に、そして世界に繋ぐ」という熱い想いがあります。同じ思いの人に集まってもらってその輪を広げたいと考え、『お魚生活すすめ隊』を結成しました。お魚の捌き方教室や漁師さんと一緒に食育ツアーを開催したり、ビーチクリーン活動、漁港の活性化など様々な活動に取り組んでいます。

「体によいもの、おいしいもの」は、人の喜び、幸せを創ります。安岐水産は「生きる喜びを創る」という経営理念のもと、たくさんの方にお魚の魅力やおいしさを知っていただき、お魚をもっと身近に、もっと楽しく食べていただけるよう、仲間と一緒に知恵をしぼり工夫を重ね、努力を続けてまいります。これからも末永いお付き合いをどうぞよろしくお願いいたします。